番犬を飼うならなら知っておきたい3つのコト【総まとめ】

飼い犬が欲しい、せっかくなら番犬を...と考えている方々が事前に知っておくべきことを全てまとめました。

本記事の要約

番犬は家を守る用心棒

番犬とは、強盗や不審者などの侵入者に圧力をかけたり実力行使で家から排除する目的で飼育される犬のことをいいます。犬は古代から外敵から身を守るために飼われており、番犬は古くから活用されてきた防犯方法といえるでしょう。

しかし、科学が進歩した現代では、番犬が最善の防犯といえるかは疑問です。これから防犯目的で番犬の飼育を検討している方は、番犬がメリット・デメリットについてしっかり把握しておきましょう。

今回紹介すること

主に以下の3点について解説しています。


・番犬の選び方

・番犬に出来る事、出来ない事

・番犬が活躍した事例や失敗した事例

番犬の選び方

すべての犬が番犬になるわけではありません。ゴールデンレトリーバーやシベリアンハスキーなど人懐っこく誰にでもすぐ心を開いてしまうような犬は、番犬には不向きです。

ここでは、番犬選びの際に抑えておきたいポイントをまとめました。

番犬選びのポイント【一覧】

以下の4つのポイントについて解説していきます。

・大きさ

・警戒心の高さ

・攻撃性

・飼育の難易度

大きさ

大きな犬は威圧感が凄いので、家にいるだけで防犯効果があります。しかし、ある程度大きなお家でないと飼育が困難であるという欠点があります。

一方、小型犬は威圧感は少ないものの、高い声が良く通るので、周囲に危険を知らせる力に長けています。また、サイズが小さく室内でも飼いやすいので、日本の住宅事情に最適です。

警戒心の高さ

番犬には警戒心が高い犬が最適。柴犬、秋田犬といった日本犬をはじめ、元々番犬目的で作られたドーベルマンなどが警戒心が高い犬として有名です。

逆にシベリアンハスキーやゴールデン・レトリーバー等の人懐っこい犬種は、番犬目的での飼育はオススメできません。犬種選びの際は必ず「警戒心の高さ」をチェックして下さい。

攻撃性

相手に立ち向かう勇敢さ、どう猛さを兼ね備えた犬は番犬向きです。土佐犬やマスティフなどの闘犬はもちろん、元々狩猟犬として用いられてきた「テリア」は小型ではありますが、番犬として大変優秀です。

ただし、攻撃性を持った犬を飼育する際は、周りの人々に危害を加えないようにしっかりとした躾けを行う必要があり、決して初心者向けではありません。

飼育の難易度

犬には毎日の世話が必要不可欠。一般に体が大きくなるほど餌の量が増え、散歩の時間も長くなり、世話は大変になります。特に牧羊犬や狩猟犬であった犬は、大変活発で運動量が多く、犬の世話に多くの時間を捧げることができる人でなければ飼うべきではないでしょう。

また、躾けのしやすさ、従順さなども番犬選びに大切です。例えば、犬の中でトップクラスの賢さを誇るボーダーコリー。彼らは賢いが故に、頼りない飼い主の命令には聞く耳を持ちません。しっかりとリーダーシップを発揮できる飼い主でなければダメ犬になってしまうのです。

可愛さやカッコよさなど見た目だけで犬種を選ぶのは御法度。しっかりとその犬種の性格、世話の大変さ、躾の難易度なども考慮した上で選ぶようにして下さい。

番犬に出来ること、出来ないこと

番犬は万能ではない!

番犬が泥棒から家を守ったという案件はいくつも存在します。しかし、番犬にも出来ない事、苦手な事があり、その点を十分理解する必要があります。

最近では、ホームセキュリティ機器がお手頃な価格で入手できますが、以下では、この防犯機器と番犬を比較して、番犬の能力の限界について考えていきましょう。

犬と機械を比較【チェックポイント】

以下の点について比較をしていきます。


・24時間休みなく家を守る

・汎用性の高さ

・事件の通報

・侵入者の区別

・破損について

24時間休みなく家を守る

犬は24時間ずっと不審者の侵入に意識を向ける事はできません。なぜなら、犬も一日に数時間は眠らなければならず、起きている間も遊びや食事に夢中になって集中を切らす事があるからです。

一方、ホームセキュリティシステムは、24時間稼働し続けることが可能。犬とは比較にならないくらいの持久力を持っています。

汎用性の高さ

番犬は侵入者を排除する能力に長けてますが、それ以外の緊急事態、例えば火事などには対処できません。

対してホームセキュリティシステムには様々なシステムを導入する事ができます。例えば、火災報知器のように煙を感知し、火事である事をスマートフォンに通知するといった機能を付ける事も可能であり、日々進化していくのが魅力です。

事件の通報

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