ザ・ドリフターズのメンバーで、「天才!志村どうぶつ園」、「志村の夜」等の冠番組を持つ志村けんさん(68)は、2004年12月7日に、貴金属類1400万円相当と、現金40万円を盗まれる空き巣被害に遭っています。
事件当時、志村さんは番組収録のため家を空けており、犯人は一階の部屋の窓ガラスをドライバーのような物でこじ開けて侵入したとみられています。志村さんの家の一階では3匹の犬が放し飼いされいるとの事ですが、その犬達はとても人懐っこく、番犬としての役割を果たしてくれなかった事が犯行を防げなかった要因の一つだとされています。
盗まれた物は、「ブルガリの時計」・「指輪」・「ブレスレット」など計20点。また、犯行当日、志村さん宅に侵入する前に10メートルほど離れた民家も空き巣被害に見舞われており、これらの犯行は同一犯によるものであるとみられています。
「桜坂」、「家族になろうよ」など数々のヒット曲を生み出し、俳優業では、主演を務めた映画「そして父になる」で第66回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞と華々しい経歴を持つ福山雅治さん(49)。そんな彼のマンションに、同マンションのコンシェルジュを務める女性が不法侵入するというニュースが世間を騒がせました。
福山さんは、マンションの管理会社に合い鍵を一本預けており、コンシェルジュはその鍵を自由に持ち出せるとのこと。彼女は、そこで勤務し始めて、このマンションに福山さんが住んでいる事を知り、「福山さんのギターを見てみたい」という思いから犯行に及んだと証言しています。
しかし、犯行を行った女性は、元々福山さんのおっかけをしていたようで、一部報道では、福山さんのマンションだと分かった上で、そこのコンシェルジュとして働くことにしたのではないのか?と言われています。
「不倫は文化」発言で有名な石田純一さん(64)は、2015年1月に行われたイベント「防犯パパアカデミー」で、10年前に2度空き巣に入られたと語っています。
一度目は当時住んでいたマンションの窓から侵入され、被害総額は、現金300万円と時計等の貴重品の総額1000万円にも及ぶそうです。一方、二回目はガレージに駐車してある車の窓が割られて、そこからカバンを盗まれたそうです。
名曲「さそり座の女」で有名な大御所歌手・美川憲一さん(74)は、度々窃盗被害にあっており、空き巣にも2度入られています。
一度目は美川さんの所属事務所が空き巣にやられ、30カラットのエメラルドをはじめとした宝石類、ゴルフ会員権、腕時計、2500万円が入った金庫が盗まれました。二度目は、美川さんのご自宅に空き巣が入り、カナダ製の外壁のタイルが剥がされて盗まれていたとのことです。
「浪速のロッキー」として知られる元プロボクサーで、現在は俳優業を営んでいる赤井英和さん(58)も空き巣被害者の一人です。
早朝、赤井さんの奥さんがご自宅のキッチンで料理をしている時に、階段付近の不審な明かりに気付き、空き巣犯を発見。赤井さんがその不審者に声をかけると一目散に風呂場の窓ガラスから逃走したそうです。
この犯行で赤井さんは現金、腕時計、バッグを盗まれました。
元SMAPで「視聴率男」と呼ばれ数々の大ヒットドラマの主演を務めてきた木村拓哉さん(45)は、2008年10月にご自宅に空き巣が侵入しましたが、警報装置のおかげで幸い金品を盗まれずに済んだようです。
木村さんは警備会社「SECOM」の広告塔であり、そんな彼の家に侵入するとは、空き巣犯も大胆不敵ですね。
ロックンロールが口癖のミュージシャン・内田裕也さん(78)は、2005年11月に、家の扉を壊され、妻の樹木希林さんからもらった大事な時計を含む計5点が盗まれました。
内田さんは、事件直後の記者会見で「お金は構わないが時計は返すように。ポストにでも投函してくれ。ヨロシク」と内田節を炸裂させていました。
現在メジャーリーグのシカゴ・カブスでプレイをしている、プロ野球選手のダルビッシュ有さん(31)は、2018年8月6日に自身のツイッターで泥棒に侵入されそうになった事を報告しています。
ダルビッシュさんは、自宅にライブカメラを設置しており、ある日そのカメラから不審者を捉えたという通知が来たので、実際にカメラの映像をチェックしたところ、窓を割って侵入しようとしている所だったそうです。
驚いた彼がすかさず「誰だ?」と音声を飛ばすと、空き巣犯はそそくさと逃げて、事なきを得た様です。
2004年3月、お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史さん(48)の自宅マンションに空き巣が侵入しましたが、幸い家に保管していた現金10万円は取られずに済みました。岡村さんは、被害が出なかった事について「高倉健さんのおかげ」と語っています。
岡村さんは普段デスクの鍵を付けっぱなしにしているそうですが、事件後は、そのデスクの引き出しがロックされていました。また、その引き出しの中には高倉さんの手紙が盗まれずに保管されており、空き巣犯が引き出しの手紙を見た可能性は大。
そして、この手紙には「頑張るのはいいが頑張りすぎて潰れるのもダメだ。たとえ稼ぎが少なくなっても、自分のやりたい事をやる事が大切だ。お金は後からついてくるものだから」という岡村さんへの熱いメッセージが記されており、岡村さんは、恐らく空き巣犯はこの手紙を見て改心したのではないのか?と考察しています。
芸能人の方々は、顔が知れており、スケジュールも把握しやすく、お金もある程度持っているだろうと思われているので、一般の方よりも空き巣に狙われやすいでしょう。一方、その分芸能人の方々は、防犯意識も一般の方よりも高いはず。しかし、それでも空き巣犯はそのセキュリティをものともせず盗みを働くのは驚きですね。
でも空き巣は決してあなたに無関係な話ではありません。警察庁のデータによると、一日当たり約101件もの住宅侵入・窃盗被害が起きているとの事。是非この機会にお家の防犯について見直してみてはいかがでしょうか。