セコムやアルソックのステッカーは、その防犯効果を期待する人たちから非常に人気があります。2018年に起きたセコムステッカー偽造事件（セコムのステッカーを偽造・販売した者が商標権の侵害の容疑で逮捕された）からも、その需要の大きさが分かります。
セコムやアルソックのステッカーは単体で販売されていませんが、それらに似せた市販の防犯ステッカーは存在しています。本記事では、セコム・アルソックの本物のステッカーデザインを確認したうえで、類似品のデザインや価格を確認していきます。
「防犯ステッカーを購入してみたい」「セコムやアルソックに加入したいけど、事前にステッカーについて詳しくなりたい」とお考えの方に、特に読んでほしい記事です。
日本の大手警備会社のALSOKとSECOM。この二つの会社では契約住宅に自社のロゴが印刷されたステッカーを配布しています。
警備会社と契約した家はこのステッカーを目につく所に貼付します。こうすることで、外から一目で契約住宅か判別することが判別でき、悪者に対し警備会社が監視している事をアピールする事ができます。
「防犯カメラ監視中」や「防犯システム作動中」といった警告文が印刷された防犯ステッカー・セキュリティシールが各社から販売されています。
この防犯ステッカーの中には、アルソックステッカーやセコムステッカーに似たデザインのダミー商品も存在します。
その他には、ステッカーではないけどステッカーと同じ効果を持つアルソックロックという商品もあります。
2018年7月末、京都市に在住のアルバイトの男性が、SECOMのロゴを印刷して作った偽造ステッカーをフリマサイトやオークションサイトで販売し、商標権侵害の容疑で逮捕されました。
価格：972円
サイズ：100×100㎜
対角線で半分に区切られ、それぞれの部分が青と黄色でデザインがALSOKのロゴのデザインにそっくり。遠目からだとまるでALSOKと契約しているかのように見えます。
ただし、本物のアルソックステッカーには大きくALSOKの文字が印刷されていますので、近くから見たら簡単に見分けがつきます。
価格：980円
サイズ：130×130㎜（スクエア型）、130×50㎜（横型）、50×180㎜（縦型）
真っ赤な配色でステッカー下部には「SECURITY」の文言があり、セコムステッカーとよく似たデザインをしています。
このステッカーでは、日本語、英語、中国語、韓国語の４カ国語で「防犯カメラ作動中」という警告文が表記されており、外国人の不審者にも威嚇することができます。
価格：1840円
サイズ：横82×縦60×厚さ9ｍm
窓から侵入する泥棒をブロックするための防犯器具。この商品には2枚の金属板が収納されています。この板を起き上がらせると窓を開ける時に引っ掛かり、外から簡単に窓を開ける事が出来なくなります。
ALSOKの正規品なのでALSOKのロゴが刻印されています。窓ガラスに設置するとこのロゴが外から見え、まるでアルソックステッカーを貼り付けているように見えます。
この製品の素晴らしい点は、ALSOKと契約せずとも購入できること。
ALSOKでは、契約住宅以外が自社のステッカーを使用することを禁止しています。しかし、アルソックロックを用いれば、ALSOKと契約せずともALSOKのロゴを使用できます。
SECOMやALSOKでは、ステッカーの寸法についての情報は記載されていませんでした。ただし、ALSOKの公式サイトでは、ステッカーの一例として、「特小」、「小」、「中」、「大」のサイズが紹介されています。
また、あるサイトでは「アルソックロックはアルソックステッカーの4分の1ほどのサイズ」という記述があり、アルソックロックの寸法が横8.2×縦6cmである事を考慮すると、横32×縦24cm程度の大きさのアルソックステッカーがあると考えられます。
