ルーバー窓(ジャロジー窓)とは、バスルームやトイレでよく見るタイプの窓。リビング・居間の窓と違ってガラス1枚ではなく、数枚の窓が窓枠に重なっているような見た目です。ルーバー構造の1枚1枚を「羽板」と呼びます。
カーテンの代わりとして日よけ・目隠しのために使う「ブラインド」のガラスバージョンというと分かりやすいかもしれません。なお、ルーバーとはそのような形状のものに対する呼び名で、例えばエアコンの送風口もルーバー構造となっています。
普通の窓と違って鍵がなく、ハンドルを回して開閉を行います。それぞれの窓板が風や明かりを取り入れることが出来る程度まで、角度を変えます(ブラインドと同じですね!)。
田舎の実家でよく目にするこの窓は、後述するデメリットから最近は屋内で利用されることが少なくなりました。
スライドするタイプの窓と異なり、窓の開き具合を角度で調節できるため、風通しや外のから差し込む明かりの調整をかんたんに行えます。
例えば、雨が降っていたりしても雨が入らない程度の角度で開きっぱなしにすることが出来ます。
ルーバー窓は開けていても人が入れるだけの大きな隙間は出来ません。とはいえ、その状態だと外側から羽板1枚1枚を取り外して空き巣が侵入できるだけのスペースを作り出されてしまいます。
また、ルーバー窓を開けたまま入浴中に、隙間からカメラなどを差し込まれる事件も発生しています。
ルーバー窓とよく似ているオーニング窓というタイプもあります。
ルーバー窓と違い、オーニング窓はピッタリと閉じることが出来ます。そのため、閉時の隙間などが生まれづらく、外気の遮断が容易となります。
ルーバー窓はガラスの交換・掃除のため、ガラス板を取り外すことが出来る構造になっています。本来は内側から取り外しますが、空き巣であれば外側から1枚1枚外して侵入するかもしれません。
実際、2013年に神奈川県藤沢市で午前9時から午後4時半までの間に発生した2件の空き巣では、どちらもバスルームのルーバー窓が取り外されていたことが分かっています。
ルーバー窓の防犯対策はいくつかメジャーな方法があります。それらを1つずつ、詳しく解説していきますよ!
・目隠しを取り付ける
・格子を取り付ける
・プロテクターを使う
・一般的な防犯アイテムを併用
窓の内側から、目隠し用の防水カーテンを設置すれば覗きを防ぐことが出来ます。ただし、窓を覆ってしまうため、換気はしづらくなります。
カーテン自体はつっぱり棒などをつかって簡単に設置できますよ♪
ルーバー窓の外側へ面格子を取り付けるのが最も一般的な防犯対策。ルーバー窓から侵入するつもりの空き巣も、まずは格子を外さなければならないため手こずること間違いなしです。
工具さえあればDIYでご自身で設置することも出来ます。ただし、外壁にビスを打つための穴をあける必要があるため、賃貸などでは難しいかもしれません。
内側へ格子を設置することも検討出来ます。「ハンドルを回しづらくなるのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、格子の間隔をうまく調整さえすればその問題は解決できます。
しかし、内側から窓の掃除をしたり、網戸を取り外して掃除したりすることはどうしても難しくなってしまうので、充分な検討が必要です。
ルーバープロテクターを、羽板とそれをはめている金具部分へ装着することで、取り外しを防ぎます。
購入する際は、自宅のルーバー窓の厚みなどサイズを測り、プロテクターを装着できるか確認しましょう。
ルーバー窓の内側・外側へ、各種防犯グッズを設置するのも1つの手。以下のようなものが考えられます。
・防犯砂利
・センサーライト
・人感センサー
・ウインドアラーム(窓アラーム)
・防犯カメラ、ダミーカメラ
・ホームセキュリティ
これらの防犯が行われていると、空き巣としても非常にリスクが高く、近寄りづらくなります。特に、当サイトがすすめているホームセキュリティであれば、月額費用は0円でおうち全体を守ることが出来ます。利用にはwifiが必要となるので、wifiを自宅へ導入している方は、ぜひ購入することをおすすめします。