マンション・アパートや小規模戸建てにお住いの方向けにセコムが提供している「ホームセキュリティ スマートNEO」。このセキュリティサービスには、住まいに設置するセキュリティ機器も含まれています。
本記事では、それらの機器について、どこに・どのように設置されるのか、設置される目的や役割をひとつずつ説明していきます。
「セコムを利用したいけど、どんな機器を設置されるのか心配」「使い方とか難しくないか不安」と考えている人たちの疑問を解消出来れば幸いです。
ぜひ最後まで読んで、セコムのセキュリティ機器に関する知識を深めましょう。
・ホームセキュリティ スマートNEOの機器一覧
・ホームコントローラー
・窓/扉周りのセンサー
・空間センサー
・煙/熱センサー
セコムは、一般的な規模の一戸建てにお住まいの方には「ホームセキュリティNEO」というサービスを提供しています。
そちらで使用するセキュリティ機器は、「スマートNEO」の機器とラインナップが異なります。具体的には、スマートNEOの方が数が少ないです。また、一部の機器は名称は同じでも機能が若干異なります。
そのため、戸建て・持ち家にお住まいでセコムの機器について詳しく知りたい方は、この記事ではなく以下の記事を読むことをおすすめします。
ホームコントローラーは、ホームセキュリティスマートNEOの各種設定の操作を行う装置になります。
セコムのホームセキュリティ機器は常に侵入者、異常を感知している訳ではありません。在宅の時は防犯機器が反応するのを防ぐためにOFFにし、逆に外出時は機器をONにし警戒状態にするという使い方をします。
ホームコントローラーでは、ボタンを押すだけでこの警戒状態のON/OFFの切り替えが行えます。
注意点として、スマートNEOのホームコントローラーはスマートフォンで操作を行う事ができません(実は、戸建てプランで提供される「ホームセキュリティNEO」の方のホームコントローラーはスマートフォンで操作が出来ます)。
名前にスマートと付けられていますが、スマートフォン操作非対応ですので、勘違いしないようにしましょう。
セコム公式サイトでは、ホームコントロールの推奨設置場所についての記述はありませんでした。実際にSECOMを導入する際にSECOMのスタッフと相談の上、取り付け場所を決めると良いでしょう。
ちなみに、スマートNEOのホームコントローラーは、壁に設置し、一度取り付けたら場所を変更することは出来ません。
フラッシュライトは、家の中に異常事態が起きたことが外からでも瞬時に判断できるようにするために設置されるライトです。
この機器は、屋外に設置されるのですが、これが有ることで以下の効果が期待できます。
・外から異常が確認できるので、住民が侵入者と鉢合わせすることを防げる
・ライトが目印になり、駆け付けたセコムスタッフが迅速に異常があった住宅を発見できる
・発光するランプを見て近隣住民が異常事態に気付いてくれる
上記の効果から分かるように、なるべく外から目立つ場所に設置するのがベスト。通常は玄関扉の外側の外壁の上部辺りに設置されます。
フラッシュライトは「アパート・マンションなどの集合住宅では基本的に設置されない」とセコムの公式サイトで案内されています。
スマートNEOにおけるフラッシュライトは、基本的に小規模戸建て専用と考えるとよいでしょう。詳しくは担当のスタッフと相談することをおすすめします。
スマートNEOで使われている窓・扉周りのセンサーは、いわゆる磁気を利用としたマグネットセンサーで、これは窓の防犯器具としてよく用いられるものです。
マグネットセンサーは、窓の開閉、扉の開きを感知するという代物。ゆえに、窓ガラスから侵入する泥棒を検知するのに有効です。しかし、窓ガラスを大きく破壊し、窓の開け閉めを行わずにガラスに空いた穴から侵入すれば、センサーを突破することが出来ます。
スマートNEOの機器パックでは、窓・扉周りのセンサーは上限3個までとなっています。
掃き出し窓とは、ベランダに取り付けられた人が出入りする大きは窓のこと。マンションにお住まいの方、特に高層階にお住まいの方は、掃き出し窓の防犯が疎かになっている場合が多いです。
しかし、屋上からロープを垂らして高層階のベランダに侵入する泥棒もいるので、高層階だからといって油断は禁物。もちろん1階や2階など低い階数にお住まいの方も掃き出し窓の防犯にしっかりと行うべきです。
ゆえに窓センサーはこの掃き出し窓に設置するのが最適です。
空間センサーは、部屋の中で人の熱を感知して、侵入者を見つけ出します。たとえ窓センサーが突破されたとしても、この空間センターが侵入者を検知してくれます。
設置場所はリビング・ダイニング等のセンサーを遮る物がない比較的広い空間が効果的です。こちらの空間センサーは侵入者の発見に効果的ですが、クーラー等の風を検知してしまう場合があるようです。
スマートNEOでは空間センサーを1つみとなります。
煙/熱センサーは火事を検知するための機器で、火災が起こるとブザーと音声で知らせ、同時にセコムに異常事態であることを発信してくれます。このセンサーがあると、外出中で火の不始末に気付かないといった場合でも、迅速に対処できるので安心です。
設置場所はやはり火を頻繁に扱うキッチンが良いでしょう。スマートNEOではこの火災センサー1つのみとなります。