ウインドロック(窓ロック)を窓に取り付けると、たとえ解錠した状態でも、ウインドロックに引っかかって窓が開かなくなります。
そのため、窓ガラスの一部を破壊し鍵を解錠するタイプの泥棒に大変有効な防犯アイテムです。
ただし、最近の住宅では、窓の鍵(半円上に動かしてロックするもので、厳密にはクレセント錠と呼ぶ)を解錠するのに専用の鍵を必要とするような防犯性の高いものも登場しており、このようなタイプでは侵入者が解錠する事は困難であり、ウインドロックは必要ありません。
一戸建て住宅、3階建て以下の共同住宅では、窓から侵入される割合が最も多く、侵入手段としては、無施錠の場所からが一位で、2位はガラス破りというデータがあります。このデータから明らかなように窓の防犯はとても重要。
夏場は暑いので窓を開けっ放しで生活している方も多いと思いますが、出かける時や寝る時はしっかり施錠するようにすべきでしょう。
泥棒の侵入手法の一つである「ガラス破り」は、数秒で行う事ができ、施錠しているからといって安心するのも危険です。また、ウインドロックを設置しても、窓全体を破壊してしまえば侵入する事は可能です。
しかし、泥棒は大きな音を立てたくないので、窓の破壊は極力小さくしたいはずです。そこで、外からロックの解錠を試みると思われますが、ガラス破りの手法ではウインドロックが引っ掛かり、開ける事はできません。
つまり、泥棒としてはわざわざウインドロックが設置されている家に侵入するメリットがないので、狙われにくくなります。
小さなお子様は、日々どんどん成長し、親の気付かずうちに窓の鍵の開け方をマスターしているなんてことも珍しくありません。そこで心配なのが、子供の落下事故です。常にお子さんを監視し続ける事は難しいので、ウインドロックで事故を未然に防ぎましょう。
また、猫や犬などのペットの窓からの逃走を防ぐのにも有効です。
ロックの仕組みはどの商品も同じで至ってシンプル。
ウインドロックは窓のサン(サッシ)にはめ込むための2つの突起があり、この突起の幅を調節してサンに固定します。設置はたったこれだけで完了。この状態で窓を開けようとすると、サンに固定されたウインドロックに窓が引っ掛かり、開かなくなります。
設置場所は窓枠下方、上方どちらでも構いません。上下両方に取り付けると、ロックが強固になるのでオススメです。
突起部分の幅は、28~42mmの範囲内で調節できる商品が多く、この範囲でしっかりはまるサンであれば使えます。ご購入される際は、事前に自分の家のサンのサイズを確認し、商品の突起部の可動域もしっかりチェックして下さい。
通常ウインドロックは1000円程度しますが、100円ショップでも入手可能です。もちろん100円という値段なので、他の商品よりも品質は劣るかもしれませんが、お試し用で購入してみても良いと思います。
価格:1655円
取り付け可能寸法:30~45mm
本体サイズ:37×63×37mm
この商品の特徴は、突起部の幅を調節するツマミが着脱可能であるという所です。ツマミを外すと外部からはもちろん、子供の手によってウインドロックが取り外されることがなくなり、安心して外出する事ができます。
価格:431円
サイズ:80×25×3.5mm
ワンタッチでロックをかける事ができる少し風変りなウインドロック。設置も両面テープで貼り付けるだけととても簡単です。ただし、ドアとドアの隙間が本製品よりも大きくないと常にロックが掛かった状態になってしまいます。
また、テープで貼り付けるので、設置場所を変更できないというデメリットもあります。
価格:1530円
取り付け可能範囲:25~41mm
サイズ:60×35×23mm
ツマミを回してロックするオーソドックスなタイプのウインドロック。子供の手の届か上方にもロックを設置すれば、開けられる心配はなし。また、ツマミが着脱可能なタイプのように、ツマミを紛失して窓が開けられなくなる事もありません。