日本の指名手配犯【3選】凶悪エピソードと捕まらない理由とは?

日本の超有名な指名手配犯を最新のものから紹介します。彼らはどのような理由で追われているのでしょうか?

紹介する凶悪指名手配犯リスト

・小原勝幸

・見立真一

・市橋達也

岩手県川井村地内女性殺人事件【未解決】

・容疑者:小原勝幸

・罪名:殺人・死体遺棄容疑

・懸賞金:300万円

・生年月日:1979年11月16日

事件の概要

2008年7月1日に岩手県川井村にある川に17歳女性の遺体が発見されました。これがこの事件の被害者の佐藤梢さんで、死因は頭部のが外傷と頸部の圧迫によるものと分かり、殺人事件として捜査されることに…

警察の捜査により、佐藤さんは当時交際していた相手に「友達の彼氏に呼ばれた。殺されるかもしれない…」と漏らしており、その友達の彼氏が小原容疑者という事で容疑の目が向けられることになりました。

小原の失踪

小原容疑者は、佐藤さんの遺体が発見された日に、自殺の名所である「鵜ノ巣断崖」に向かい、友人、恋人、弟に自殺をほのめかす連絡をしています。その後小原容疑者は姿を消し、翌日に小原さんの遺留品の数々が発見されました。

しかし、警察は小原容疑者の遺体が発見できなかった事から自殺はフェイクだと断定し、彼を全国指名手配しました。

被害者との出会い

小原容疑者は町で後輩とナンパをし、2人の女性と出会い、その一人が被害者の佐藤梢さんでした。そして、小原容疑者は被害者・佐藤さんではないもう片方の女性(実はこの方も佐藤梢という名前で同姓同名です)と付き合う事になり、被害者の佐藤さんは後輩の方と付き合うようになりました。

事件の経緯

小原容疑者はある男性に仕事を紹介されましたが、途中で逃げ出し、それに怒った男性は小原容疑者を脅迫し、迷惑料120万円を請求し、さらに保証人を立てるよう命じました。

小原容疑者は弟に保証人になるようお願いするものの断られ、代わりに交際中の彼女にお願いし、その後、この件に関して警察に被害届を提出しました。

ところが、しばらくして交際中の女性の元に、小原容疑者から「被害届を取り下げる」、「お前がいないと被害届を取り下げる事ができない」という旨の連絡が来たという。一方、彼女は小原容疑者から度重なる暴力を受けており、彼から逃れるために実家の宮城に帰省中でした。

彼女の元へと行く手段もなく困り果てた彼は、彼女と同姓同名の被害者の佐藤梢さん呼び出すことにしたようです。



そこから先、何故小原容疑者が佐藤梢さんを殺害したのか?もしくは真犯人は別にいるのか?未だに分かっていません。

六本木クラブ襲撃事件【逃走中】

・容疑者:見立真一

・罪名:傷害致死罪

・懸賞金:600万円

・生年月日:1979年3月6日

事件の概要

2012年9月2日に、六本木にあるクラブ「フラワー」で31歳の男性が突如現れた男たちに金属バットなどで暴行され、命を落としました。

その後の捜査で加害者の一派は、暴走族グループ「関東連合」の元メンバー・見立真一、石元太一を含む計19名で、実際にクラブに押し入って犯行を行ったのはその内の9名だと判明しました。

2018年8月現在、犯行に関与した19名は、見立真一を除き逮捕されました。見立容疑者は今なお逃走中で、報道ではフィリピンに逃走したという情報もあり、国際指名手配されています。

人違いで殺害

六本木襲撃事件の発端は、2008年に起きた西新宿事件にあり、この事件では、関東連合関係者の男性が襲われ死亡しました。

この事件の犯人は元暴力団幹部の男性とみられ、六本木襲撃事件の被害者男性がその犯人と思われる男性に見た目が似ており、足を引きずる特徴的な歩き方もそっくりだという事で誤って襲撃したと後に逮捕された関東連合のOBも認めています。

残虐王子・見立

六本木襲撃事件の首謀者とされる見立容疑者は、暴力的な性格で、喧嘩相手を徹底的に叩きのめす事から「残虐王子」と呼ばれていました。

また、この襲撃事件以前にも、誤って別のターゲットを襲撃し、間違った事に気付きながら襲撃を続けるといった事もあったそうです。

リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件【解決済み】

・加害者:市橋達也

・罪名:殺人・強姦致傷・死体遺棄

・懸賞金:1000万円

・生年月日:1979年1月5日

事件の概要

2007年3月26日、被害者のリンゼイ・アン・ホーカーさんの同居人である女性が、彼女が帰宅しない事を不審に思い、警察に通報。そのルームメイトの証言により、3月20日に駅でリンゼイさんに声をかけ、彼女の家に押し掛けて連絡先を聞き、英会話レッスンの約束と取り付けた男の存在が判明。それがこの事件の犯人の市橋達也です。

警察は市橋の自宅を訪ねるが、一瞬の隙をついて逃げられ、自宅ベランダに置かれた浴槽の中からはリンゼイさんの遺体を発見、100人以上の捜査員を動員するるも、足取りを掴めなくなる…

その後2009年11月10日、沖縄行きのフェリーに搭乗しようと大阪南港フェリーターミナルに向かう途中、待ち構えていた捜査員に身柄を拘束されました。

市橋の逃亡劇

この事件の逃亡劇は多くのメディアで取り上げられて話題を呼び、市原自らが逮捕後にまとめた手記は、2013年にディーン・フジオカ主演の映画「I am ICHIHASHI 逮捕されるまで」で映像化されました。ちなみに、この作品がディーンさんの日本での初仕事となっています。

捜査の手を逃れるために東京大学付属病院の障碍者用トイレで自らの手で整形手術を行い、名古屋の美容形成外科でも顔を整形し、一度は捜査員に取り押さえながらも逃亡、沖縄の無人島で潜伏して自給自足の生活を行う等、数々の衝撃的なエピソードは目を見張るものがあります。

日本の指名手配犯【まとめ】

比較的治安が良いとされている日本ですが、それでも数多くの凶悪事件が存在します。あなたもいつそんな事件に巻き込まれるか分かりません。

そこで、自分には無関係だと思わずに、この機会に身の回りのセキュリティについて考えてみてはいかがでしょうか。例えば、自分の家に何か防犯設備を導入する、防犯ブザーを携帯する、夜人通りの少ない場所は避けるなど、直に出来そうな事から取り組んで防犯意識を高めましょう!

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