シャッターを閉めっぱなしにすることは、その部屋に人が帰ってきていないと伝えてしまうことになります。
例えば、長期の外出でシャッターを閉じたままだと、空き巣や侵入者は「あの部屋は長い間住人が帰ってきていない」と考えます。空き巣にとっては絶好の獲物です。
これはある意味シャッターのデメリットであるといえます。
「家に人がいる」ことを演出するなら、シャッターは閉めずカーテンだけ閉め、テレビやランプのタイマー機能を使って毎日定期的に部屋から光や音が発せられるようにしてもいいでしょう。
シャッターの開閉時は「ガラガラ」と大きな音を出してしまいかねません。
隣の部屋の住人や近隣とのトラブルを避けるために、出来る限り迷惑にならない時間に開閉を行いましょう。例えば、帰りが遅くなる日は、出かける前にシャッターを閉めておきます。そうすることで深夜にシャッターを閉じなくて済みます。
シャッターがないからといって、その部屋が危険というわけではありません。防犯シャッター以外の防犯グッズを設置すれば、シャッター以上の効果を発揮することもあります。
主に以下のようなものがあります。
・ホームセキュリティ
・センサーライト
・ウインドロック
・防犯カメラ
ここでは、アパート・マンションの窓に設置された防犯シャッターに関して、住民からよく挙げられる質問に回答していきます。
【質問一覧】
・シャッターがあるからカーテンはいらない?
・シャッターが開かない!
・特に台風の時、シャッターが風で揺れてうるさい!
・勝手に後付けしてもいい?
・大家さんにシャッターの設置は依頼できる?
A.カーテンは、外からの視界を遮るためのものであり、シャッターにもそのような効果があるので、シャッターがあればカーテンはいらないように思えます。
しかし、この二つは遮光度に大きな違いがあります。シャッターは外からの光を完全にシャットアウトしてしまうので、部屋の中が真っ暗になってしまいます。対して、カーテン
は、製品にもよりますが、部屋の中に仄かな光を残してくれます。
また、シャッターは金属製なので、太陽の光を浴びる事で高温となり、部屋の中の温度が高くなります。一方、カーテンは布製なのでシャッターのように高温になる事はなく、部屋の中が涼しくなります。
以上のように、シャッターとカーテンはそれぞれ違った特徴を持つので、シャッターがあるからといってカーテンが必要ないとは言い切れないでしょう。
A.シャッターは、下した状態ではロックが掛かっており、開く事はできません。シャッターを上げる際は、ロックの解除を忘れずに行ないましょう。
また、ロックを解除しても上がらない場合は、ゆっくりと上下に動かしてみて下さい。それでも、開かないのであれば、専門業者に修理を依頼して下さい。
A.シャッターは強い風を受けるとガタガタと音が鳴るものです。これを防ぐためには、緩衝材をサッシとシャッターの間に挟み、シャッターを固定すれば良いです。
緩衝材はホームセンターに売っているゴム製のものがオススメですが、クッション性のあるものならば何でも構いません。たとえば、段ボールや発泡スチロールなどでも構いません。お好きなものをお選び下さい。
A.後々トラブルになる事を未然に防ぐために、シャッターを設置する際は、必ず事前に大家さんと相談するようにして下さい。
A.基本的に大家さんにはシャッター設置の義務はないので、依頼に応えてくれるかどうかは大家さん次第となります。
もちろん交渉次第でお願いできるかもしれませんが、普通は自己負担で自分で業者に依頼するよう促されるはずなので、過度な期待はしない方が良いでしょう。
次は、大家さん目線からのシャッターに関するよくあるギモンを見ていきましょう。
【質問一覧】
・シャッターは後付け出来る?
・開閉が大変と、住民から苦情が来ないか心配
・日当たりや風通しの悪さが気になる
A.シャッターは後付けは可能です。設置希望であれば、専門業者に依頼して下さい。
A. 入居希望者に必ずシャッターの操作性を確かめさせて、今までの入居者の評判をきちんと伝えてあげる事で、苦情は抑えられるばずです。
また、これから設置をしようとお考えの場合も、住民の意見にしっかりと耳を傾けて、双方が納得した上で、設置を試みるべきです。自分勝手な判断は控えるように心がけて下さいね。
A.人の視線を遮りたいけど、外の光も少し欲しいという時は、シャッターを開けてカーテンを使うと良いです。また、風通しが悪い時もシャッターを開けてカーテンで目隠しをすれば良いでしょう。