・ジョセフ・コニー
・ブレンダ・デルガド
・ニコラエ・ポペスク
・アニス・アムリ
・ビクトル・ナバロ
懸賞金:500万ドル
罪状:虐殺行為・非人道的行為
略歴:「神の抵抗軍」結成、指揮
ジョセフ・コニーが結成した「神の抵抗軍(LRA)」の特徴は、戦力の中心が少年兵であるところでしょう。コニーは、子供をさらい、強制的に少年兵に鍛え上げ、女の子の場合は兵士の結婚相手として育てるといった行為を行ってきました。彼の手によって誘拐された子供は6万人以上にも上るとみられています。
このように子供を狙って誘拐する理由は、大人に比べて力づくで連れて行くのが用意、洗脳が容易といった事が挙げられます。
コニーはこれらの悪行により2006年に国際刑事警察機構(ICPO)から国際手配されました。
2017年、アメリカ軍の支援の元で行われていた、ウガンダ政府によるコニー率いるLRAの討伐作戦は、LRAの規模縮小を理由に終了することになりました。
しかし、コンゴ東部、南スーダンなどでLRAは活動を続け、復活の機会を伺っているのではという見解もあります。
懸賞金:10万ドル
罪状:殺人
出身地:メキシコ
2016年4月、歯科学校に通うブレン・デルガド(当時33歳)が、恋敵である歯科医の女性の殺害を殺し屋に依頼。後日、FBIが彼女を「最重要指名手配犯」の10人の内の一人として掲げ、その2日後に逮捕されました。
デルガド容疑者は、被害者のケンドラ・ハッチャーさんの恋人の元カノで、元カレに捨てられたショックと、ハッチャーさんへの嫉妬から犯行に及んだとみられています。
彼女が犯行を行った場所はテキサス州のダラスであり、テキサス州はアメリカで最も死刑が執行される州として知られています。
一方、彼女が逮捕された場所は彼女の出身地であるメキシコで、ここでは死刑制度がそもそも存在しません。おそらく彼女は死刑執行を免れるためにメキシコに帰省したのではといわれています。
また、メキシコ政府も「死刑の免除」に応じなければ引き渡しに応じないとみられています。
FBI New York
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懸賞金:300万ドル
罪状:詐欺
出身地:ルーマニア
ニコラエ・ポエスク一味は、実際に存在しない車をあたかも有るかのように見せ、購入希望者から300万ドル(約3.7億円)もの大金を騙し取りました。
この事件を受け、は彼らに100万ドル(約1.23億円)の懸賞金をかけ、今現在犯行グループの内6人が逮捕されましたが、ポペスクは今なお捕まっていません。
ポエスクらは、新車・中古車の情報を掲載するサイトに、実際には無い車を掲載し、購入希望者には、偽の請求書を送付し、偽造パスポートで開設した銀行口座に代金を振り込ませていました。
これほど巧妙な手口だと騙されてしまいそうですね。
懸賞金:10万ユーロ(約1200万円相当)
罪状:テロ行為で殺傷
出身地:チュニジア
2016年12月19日、クリスマスムードで賑わうドイツのベルリンのマーケットに、一台のトラックが突っ込み、49人負傷、12人が死亡した痛ましい事件が起きました。
乗り捨てられたトラックの中には、トラックの運転手の射殺体と、アニス・アムリ容疑者の在留許可賞があり、ドイツ当局はアムリ容疑者に10万ユーロの懸賞金をかけて情報を募りました。
この事件から4日後の23日、イタリアのミラノ北部で、警察が不審な人物を見つけて、身分証の掲示を求めると男が発砲。警官もそれに応戦し、男を射殺、後にその男とアムリ容疑者の指紋が一致し、このテロ事件は幕を閉じました。
アムリには前科があり、2011年にイタリアに渡り、放火等により4年間刑務所に服役していました。そして出所後はドイツに渡り、2016年には難民申請をするがドイツ当局が却下。
ドイツ当局は、アムリがイスラム国と接点がある事を却下理由としており、危険人物として監視し、アムリを母国チュニジアへと強制送還するための手筈を進めていたが、そんな矢先にこのテロ事件が起きてしまいました。