記事のタイトルにもある通り、住まいの防犯・防災サービスであるセコムのホームセキュリティは、家内でペットを飼っていても利用出来ます。
ホームセキュリティで設置されるセキュリティ機器のうち、空間センサー(赤外線センサー、人感センサーと呼ばれることもある)は人だけではなく他の生き物にも反応します。しかし、誤作動(ペットの動きを感知してしまう)はセンサーの位置調節など(セコムの方がやってくれる)を行うことで、100%ではありませんが対処可能です。
「セキュリティ機器のセンサーがうちのペットを感知して、誤報を起こしてしまったらどうしよう...」と心配の方は、まず資料請求・見積もりを行ってセコムスタッフと相談しましょう。その前に、まず本記事を最後まで読んでいただけると幸いです。
・ペットを感知するセンサーとは
・センサーがペットを感知した事例
・ペットを飼っていてもホームセキュリティは利用可能!
・ペットに反応して警備員が駆け付けた場合、費用はかかる?
セコムと契約すると、様々なセキュリティ機器が家の中に導入されます。その中で、ペットの動きを感知してしまう恐れがあるのが「空間センサー」です。
空間センサーとは、人から発せられる熱を感知することで、侵入者を検知する防犯機器。赤外線を検知することから赤外線((インフラレッド)センサーといった名称で呼ばれる事もあります。
セコムのホームセキュリティシステムは、警備モードのON/OFFの切り替えが出来、外出時は警備モードをONにして、侵入者に備えます。
ONの状態で各種セキュリティ機器が異常を検知すると、その情報がセコムに届き、警備スタッフが駆け付けます。例えば、空間センサーの場合ですと、警備モードがONの時に、部屋の中に誰かがいると異常状態と見なし、セコムに通報します。
しかし、空間センサーは人と犬や猫などのペットを区別することが出来ません。そのため、ペットが室内にいる状態で、警備モードをONにすると、空間センサーが反応してしまうことがあります。
セコムでは、親の見守りプランというものを提供しており、このプランでは安否見守りというサービスを提供しています。
安否見守りサービスでは、トイレ等毎日必ず通る場所に赤外線センサーを設置して、一定期間このセンサーが反応しない場合を異常と見なしてセコムに連絡がいきます。この赤外線センサーは防犯用の空間センサーとはまた別物になります。
安否見守り用のセンサーは、防犯のために設置される空間センサーとは異なり、センサーに反応が無い事を異常と見なします。よって、ペットの動きを検知したからといってセコムスタッフが駆け付けるような事はありません。
ただし、ペットの動きもカウントされてしまうと、安否確認の役割が上手く果たせなくなってしまう可能性があります。
詳しくはセコムのスタッフと相談となります。記事下部の「ペットを飼っていてもホームセキュリティは利用可能!」の部分にも目を通してみてください。
実際にセコム利用者の中には、ペットでセンサーが反応してしまった経験をお持ちの方がいました。ここでは、そんな方々のエピソードを紹介していきます。
・仕事から帰宅すると、玄関にセコムの報告書が置いてありました。はじめは空き巣に入られたのかと思いましたが、よく見るとケージに入れていた犬が脱走し、センサーが反応していたとのこと。うちの愛犬は無事ケージの中に戻されていました。どうやらセコムの方が入れてくれたようです。
・私の勤務先で飼われている猫がセンサーを設置している部屋に侵入してしまい、セコムの方が駆け付けるという事件が発生しました。
・うちの会社に猫が侵入したらしく、その猫が人感センサーに反応してセコムの方が駆けつけてきました。
・外出時はいつも犬をセンサーの無い留守番専用の部屋に入れておくのですが、どういうわけかそこから犬が脱走。当然空間センサーが犬に反応し、用もないのにセコムの方を呼んでしまいました。
ペットを室内で飼育している場合でも、空間センサーが反応しないような対策を取れば、セコムを利用する事は出来ます。セコムの公式サイトでも、ペットを飼っていてもホームセキュリティを利用できる、と明言されています。
ペットの種類・飼い方にもよりますが、基本的に室内にペットがいるご家庭でもセコム・ホームセキュリティの導入が可能です。
1つ目の対策案として、ペットを空間センサーの無い場所という方法があります。例えば、外出時はケージの中に入れておく、もしくはセンサーを設置していない部屋へ移動させておくという方法があります。
いきなり狭いケージを利用したり、部屋の中に閉じ込めたりすると居心地の悪さから無駄吠えをしてしまうといった事もあるかもしれません。しかし、この問題は日頃から訓練を行い、その環境に慣れさせてあげれば解決するでしょう。
また、セコムの担当者の方にペットを飼っている事を伝えると、空間センサーがペットに反応しないように高さや設置場所を調節してくれます。ただし、猫や大型犬の場合、センサーが感知する位置を高めに設定しても反応してしまうことがあります。
お家の構造や間取りによっても最適な方法は変わっていくでしょう。実際にセコムを導入する際は、セコムのスタッフと相談しながら、ベストな対策法を探し出して下さい。
セコムの緊急時の駆け付けサービスの料金は、すべて月額費用に含まれており、たとえペットが空間センサーに反応してしまう誤報でも、追加料金を請求されるような事はありません。
もちろん誤報はセコムスタッフの負担になりますので、ペットが間違ってセンサーに反応しないようしっかり対処しておくべきです。
犬や猫等のペットを室内で飼育していても、セコムのホームセキュリティをご利用になることは可能です。
セコムを導入したいとお考えであれば、まずは資料請求を行い、どういったプランやサービスがあるのか確かめてみてはいかがでしょうか。