コレクター(ゲイリー・ハイドニック事件)

ゲイリー・ハイドニック事件(1986)

アメリカのペンシルベニア州フィラデルフィアで、ゲイリー・ハイドニックが自宅の地下室に6名の売春婦を監禁していた事件。ハイドニックは自身の子供に以上に執着しており、事件前にも知的障害のある女性などを複数名出産させるなどしていました。

そして1986年から1987年にかけて6人の売春婦を誘拐・監禁。彼女たちへは、「たくさんの女性を閉じ込めて、自分の子供を産んでもらい、家族をつくる」という彼の歪んだ目標を伝えていました。

1986年11月26日から監禁されていた1人目の女性が、1987年の3月24日頃、逃走に成功し警察へ通報。1999年の7月にハイドニックの死刑が執行されました。

コレクター(1965)

1963年のジョン・ファウルズによる小説「コレクター」を原作とした、ウィリアム・ワイラー監督による映画です。内容は映画と小説、どちらもほとんど同じです。

男はある女性に恋をしましたが、人と交流することが苦手なため近づくことが出来ずにいました。宝くじで大金を手に入れたことをきっかけに、男は家を買い女性を誘拐。特に乱暴などをすることもなく、彼女が男を愛するようになるまで閉じ込めておこうとします。

実際、男は女性へ暴力を働くことはなく、女性も徐々に男を哀れむようになりつつ、逃亡を試みますが失敗。さらに悪いことに、病気で亡くなってしまいます。

果たして、男はそのときどうするのでしょうか…?

殺人の追憶(華城連続殺人事件)

華城連続殺人事件(1986)

韓国の華城郡という地域で、1986年から1991年の間に10名もの女性が殺害された事件。犯人が見つかっていない未解決事件のため、同一犯による犯行ではない可能性もありますが、同じ地域で女性ばかりが殺害され、いくつかの遺体には犯人による行為が原因と思われる共通の痕跡があるため、連続殺人犯によるものという疑いが強いです。

2006年4月2日に、10人目の事件(1991年4月3日)の時効が成立し、全ての事件が時効となりました。そのため、犯人が明らかになることはもうないでしょう。

殺人の追憶(2003)

もともと華城連続殺人事件を題材にした戯曲が存在し、それを映画化した作品です。華城市という農村で女性の連続殺人事件が発生し、次々と怪しい人物が登場しますが、どれも犯人ではなく真相を突き止められません。

結局、主人公の刑事は事件を解決出来ず、仕事を辞めてしまいますが...。最後に現れる少女のひとことで主人公は愕然とします。

映画のモチーフとなった事件【総括】

以上、実際に海外で起きた事件がモチーフとなった映画を7つ紹介しました。どの映画も緊張感のある作品となっています。

世の中には文化にも影響を与えるような衝撃的な事件もあります。とはいえ、そのような事件を見過ごすわけにはいきません。被害を未然に防ぐことが出来るよう、自宅の防犯などを怠らないようにしましょう!

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