山口県の周防大島町にある曽祖父の家に家族で帰省していた藤本理稀(よしき)くん(2歳)。66歳の祖父と、3歳の兄と一緒に海水浴へ行こうと家を出発しました。家から海岸までは400m程で、家から100m進んだ頃に理稀くんが1人で家へ引き返しました。
祖父は家まで20mくらいのところまで理稀くんが歩いて行ったのを確認。しかし、それから5分後に、理稀くんの母と他の子ども2人は家を出て祖父たちに追いつきましたが、その間理稀くんを見かけておらず、行方不明となっています。
・理稀くんの祖父、兄
・理稀くんの母親と兄妹2人
・理稀くん家族は防府市から周防大島町へ帰省中。
・午前10時半頃、祖父と海岸へ向かう道中、家から100m程のところで理稀くんがぐずりだし、家へ引き返したため、祖父は家まで20mほどのところまで理稀くんが歩いていくのを見送る。
・家まで向かう道は上り坂になっており、道沿いは畑や民家がある。
・祖父が家を出てから5分程経ってから、母親と理稀くんの兄弟が一緒に家を出て海岸へ向かい、理稀くんを見かけていないまま祖父と合流。家族は役場へ通報、そして役場が午前11時半ごろ、警察へ通報。
・曽祖父宅には入り口が2つあり、祖父側から見て、より奥の方へある入り口から20mのところまで理稀くんが歩くのを確認。母親たちは手前側の入り口から外出したとのこと。
・曽祖父の家近くのため池はすでに潜水調査済みで、手掛かりは無かった。
行方不明から2~3日後の8月15日、坂道を登ったところにある山側で、ボランティアで捜索に加わっていた尾畠春夫さん(80代)が理稀くんを発見し、保護されました。
理稀くんは一時病院へ預けられましたが、8月20日には退院しています。国民が安堵で胸を撫でおろす事件となりました。
福島県の船引町に住む石井家族。7月25日の夜10時半から翌朝午前5時20分の間に、3人兄妹の3女「石井舞」ちゃん(当時7歳)が突然姿を消し、行方不明となった事件。
事件発生当時、夜中に外出し朝方に帰宅した、舞ちゃんの父の姪の恋人【A】が犯人と怪しまれたこともありましたが、アリバイがあり解放されています。舞ちゃんの父も【A】を疑い、運営していた建築業者をたたみ1年ほど【A】周辺を調査していたそうですが、精神的に耐えられなくなり調査を終了。舞ちゃんは今も見つかっていません。
警察の調査で分かったことは、もし事件であれば身内による犯行である可能性は非常に高いというところまででした。
舞ちゃんの父、母、長男、次男、舞ちゃん
舞ちゃんの祖父、祖母
舞ちゃんの父の姪(17歳)、姪の恋人(20歳)【A]
舞ちゃんの母の友人の子供(女)2人
・夜9時半ごろに部屋で女の子2人と川の字になって就寝したのを母が確認。
・夜10時半ごろに母が部屋の様子を確認、タオルケットを掛けなおす。
・その後、【A】が外出したのを母が確認、そして入浴中に誰かが2階へ上がる足音を確認したあと、父や長男が寝ている部屋へ行き一緒に就寝。
・深夜2時、祖父母がカラオケスナックから帰宅し、玄関を施錠。【A】がいないことを舞ちゃんの父へ伝えて、就寝。
・翌朝5時20分、舞ちゃんと一緒に寝ていた2人が、目を覚まして舞ちゃんがいないことに気づく。
・午前6時30分、【A】が帰宅。友人に会うために別の地域を訪れており、タクシー運転手によるそこまで【A】を乗せたとの証言もあり、2週間の取り調べを受けたが解放
当時10歳で小学5年生の下村まなみちゃんは、愛知県の小学校に通っており、事件当日は学校の行事でキャンプ場(ひるがの高原キャンプ場)を訪れていました。地域の有名な「郡上おどり」という祭り(7月中旬から9月上旬の期間に開催)があり、それへ野外授業として参加するためです。
朝8時ごろ、4人1組のグループで、夜にキャンプ場で行う予定の肝試しのコースを下見することになりました。校長先生が、グループから少し遅れて歩いているまなみちゃんを確認した後、しばらく経ってからその方向へ歩くと、まなみちゃんを探して戻ってきた他の3名と遭遇。まなみちゃんは行方不明となっています。
まなみちゃんはダウン症で身体も弱く、一人で遠くまで歩いて行ったり、走ったりすることは出来ない、と母は証言しているそうです。
・校長先生
・グループの3名
・子供の安全を確保するため、校長先生が小川の橋の前で立っており、下村まなみちゃんを含む4名が通貨するのを確認。
・まなみちゃんは他の3人より20m程遅れて歩いていたそうで、校長先生が「元気そうだね」と声をかけて挨拶を交わした。
・校長先生もしばらく経ってからグループが進んでいった方向へ歩いていくと、まなみちゃんと同じグループの3名と遭遇し、周囲を見渡したが姿が確認できなかったため通報。まなみちゃんが目撃されてからわずか10分しか経っていない。
・キャンプ場はくまなく操作されたがまなみちゃんは見つかっておらず、クマによる被害の可能性も低いため、誘拐されたのではないかと言われている。
大阪府熊取町で当時小学4年生だった吉川友梨ちゃんが下校中、信号で分かれるまで一緒だった友達3人、そしてその2分後に友梨ちゃんを確認した顔見知りの少年(自転車に乗っていた)が確認したのを最後に行方不明となった事件。自宅までは400m程の場所だったという。
自宅にいた兄が、午後5時になっても帰宅しない妹を心配し、周辺を探したが見つからず、午後7時半に警察に通報。操作が行われたが、誘拐犯によるものと思われる電話などもなかったとのこと。
事件当時付近を走っていた車が特に怪しまれていますが、それ以上の情報もなく今だ見つかっていません。
友梨ちゃんの自宅近くに白い「クラウン」が止まっていたこと、そして車の運転席に男、助手席に小学生くらいの女の子が乗っていた、という情報が泉佐野署捜査本部に寄せられていたことが、2018年5月2日に明らかとなりました。
目撃したのは別の車を運転していた人で、対向車が来ていたため、徐行しながら停車していたクラウンを追い越し、その際に車内を見たとのこと。運転席の男と目が合い、睨まれたそうです。
該当する「昭和58~平成2年(平成1983~90年)」製のクラウンおよそ2300台を、当時所有していた人たちを割り出し、話を聞くなど調査を進めているそうです。
・自宅にいた兄
・友人3名
・顔見知りの少年
・食料品店「大阪屋」
・周辺の不審車両4台(黒、赤の乗用車、白のワゴン、白のライトバン)
・白いクラウンの運転手?