部屋の様子が見えやすい

一階のお部屋は、屋外を歩く通行人と殆ど目線が変わらず、外から部屋の中の様子が簡単に確認できてしまいます。

つまり、この部屋にはどんな人が住んでいるのか?どの時間帯に部屋を留守にするのか?といった情報が入手しやすいので、泥棒に狙われやすくなります。

侵入が容易

一階の場合、しきりを超えるだけでベランダへと侵入が可能で、窓も手の届く位置にあり、手慣れた空き巣犯ならば、ほんの数十秒で窓ガラスを突破することができます。

泥棒はなるべく犯行時間を短くしたいと考えているので、一階のお部屋は標的にされてしまします。

逃走も容易

一階に住む利点の一つに、階段やエレベータが不要で出入りが楽というのがありますが、先ほど述べた通り、泥棒は犯行時間を短くしたいので、脱出が容易な一階のお部屋は泥棒にとっても好都合といえます。

1階に住む女性を襲う危険一覧

一階で一人暮らしをする女性は、以下のような犯罪に巻き込まれる恐れがあります。対処法や過去の事例を見ていきましょう。


・下着泥棒

・空き巣

・強盗、暴漢

・覗き

・ストーカー

下着泥棒

女性の大敵・下着泥棒。過去に一階のお部屋が狙われたケースがいくつかあり、一階の部屋に住む場合は、必ず対策しておく必要があるでしょう。


【過去の事例】
2017年5月27日、県立養護学校教諭の男性が、福原市にあるアパートの1階に住む女性の家のベランダから干してあった2枚の下着を盗み出したとして逮捕されました。

下着泥棒の男は、下着を盗み出した動機として、「性的欲求を満たすために盗んだ」と供述しています。


【対策】
下着泥棒対策には以下の方法があります。

・下着を部屋に干さない
・下着が見えないように干す
・男性がいる事を匂わす
・下着を隠す

部屋干し、もしくは乾燥機を使えば部屋に侵入されない限り盗まれる事はありません。

空き巣

共同住宅において、空き巣の侵入経路は窓からの場合が最も多いです。窓の防犯対策が空き巣被害を食い止める鍵になります。


【過去の事例】
2015年3月、千葉県松戸市にあるマンション1階にある部屋で携帯電話やゲーム機等が盗まれる空き巣被害がありました。

犯人はドライバーのようなもので窓ガラスを破壊し、住居に侵入。防犯カメラが犯行の一部始終をとらえたものの、犯人の足取りは掴めておらず、千葉県警は情報提供を呼び掛けています。


【対策】
空き巣には以下の対策法が有効です。

・窓ロックを付ける
・しっかり戸締りする
・ウィンドフィルムを貼る

空き巣対策のポイントは、侵入に時間がかかるようにしてあげる事です。ウィンドフィルムと窓ロックを取り付けられた家は、侵入するのに手間取るため、空き巣犯は嫌がるのでオススメ。

また、「近くのコンビニに行くだけだから戸締りはいいか…」という考えは禁物。少しの間家を空ける場合でも必ずお部屋の戸締りを行うようにして下さい。

強盗・暴漢

強盗や暴漢に狙われると最悪の場合、命を落としてしまうことになります。もし被害に遭った時は、まずはその場から逃げて助けを呼ぶ事が肝心です。


【過去の事例】
2016年8月26日、名古屋の2階建てアパートの1階に住む会社役員・長谷川槌子さん(84歳)への強盗、殺害、住居への放火の容疑により無職の落合勝大容疑者(30歳)が逮捕されました。

起訴状の内容によると、落合容疑者は、金品を盗み出す目的で長谷川さんの家へ侵入するも、帰り際に長谷川さんと鉢合わせしたため、首を絞めて殺害。そして、遺体に毛布をかけ、その上から食用油を散布し放火したとされています。


【対策】
・警報ブザー
・来客をしっかり確認する
・ホームセキュリティ機器を導入

セールスマン、宅配業者を装って部屋に侵入するケースもあるので、身に覚えのない人が家に来た場合は、安易にドアを開けないようにして下さい。

また、万が一強盗が家に押し入った場合に備えて、ホームセキュリティ機器を導入してすぐに助けを呼べる体制を整えておく必要もあるでしょう。

覗き

知らず知らずの内に自分が覗きの被害者になるなんて事もあるかもしれません。普段から用心するよう努めましょう。


【過去の事例】
2018年7月31日、神奈川県にあるアパートの一階に住む女性の部屋に侵入したとして、会社員・野口相容疑者(27歳)が逮捕されました。

野口容疑者は、覗き目的でベランダに侵入し、無施錠の窓から部屋に侵入したという。カーテンから光が差し込んだことで女性は目を覚まし、女性と目が合った野口容疑者はすぐさま逃走。その後、女性の通報により事件が発覚しました。


【対策】
・防犯カメラを設置
・カーテンやすだれで外から部屋が見えないようにする
・防犯ステッカーを貼る

覗き対策には、常に防犯カメラで監視している事を相手に伝える事が大切です。なので、ステッカーで防犯カメラが作動中である事を申告するのはとても有効。また、外から覗かれないように、窓をカーテンでしっかり覆う事も忘れずにしましょう。

ストーカー

ある日から突然、自分がストーカー被害者になっても不思議ではありません。ストーカーがエスカレートして殺人事件にまで発展する可能性もゼロではないので、適切な対処をしましょう。


【過去の事例】
90年代に活躍したアイドル・本田理沙さんは、TBSの番組「ビビット」で、芸能界引退の理由がストーカー被害であった事を明らかにしています。

本田さんは、当時マンションで一人暮らしをしていました。そんなある日、家で寝ていると急に部屋が明るくなってドアから懐中電灯の先が出てきたという。驚いた彼女は、急いで布団から出て、窓に向かって大声で助けを呼び、裏から一目散に逃げ出したと話しています。

また、今現在も犯人は捕まっておらず、「ちょっとでもビクッとする事があると耳が聞こえなくなる」といった後遺症で悩まされているとのことです。


【対策】
・警察に相談
・SNSの投稿に気を付ける
・ホームセキュリティ機器の導入

ストーカー被害にあったらまず最初に警察に相談をして下さい。ただし、場合によっては警察がすぐに動いてくれないという事もあるので、ホームセキュリティ機器を導入し、もしもの事態に備えておくべきです。

また、SNSに自分の居場所が分かる情報を安易に発信しない事も大切です。

防犯対策をすれば恐くはない!【まとめ】

一階のお部屋は泥棒に狙われやすいと言いますが、しっかりと防犯対策を行えば、空き巣や下着泥棒などの危険を回避することができます。

なので、今現在一階に住んでいる、もしくはこれから一階に住もうとお考えの方も心配せずに、この記事で紹介した防犯対策をきちんと行い、被害を未然に防ぐよう心がけて下さいね!

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