1. 前を歩く住人がカードキーなどでエントランスのドアを開けても一緒に入らず、ちゃんと自分のキーを通す
2. エントランスで他の人が後ろについてしまった場合は、電話をかけるふりなどをしてエントランスを通るタイミングをずらす
3. オートロック解除のためにエントランスへ入るタイミングが合ってしまった場合、「お先にどうぞ」と声をかけて共連れを避ける
4. 前の人が「オートロックを開錠できずに困っている」様子を見せても、開けてあげたりしない。オートロック設備の使用方法を教える程度ならOK。
5. 「鍵を部屋に忘れてしまったから、開けてほしい」などと言われても、よほどの顔見知りでもない限り、断る
6. 「開けてほしい」という頼みを断りトラブルになりそうな場合、身の安全を確保したうえで「管理人・管理自治会に電話してみます」などと言ってみる
7. たとえ怪しい身なりをしていない、清潔な格好をした人物でも悪質なセールスの可能性がある。共連れさせてしまうと他の住民にも迷惑をかけてしまうので、はっきり断る
共連れを防止するシステムには、「セキュリティドア」のように物理的に侵入を阻止する方法と、「アンチパスバック」、「カメラ認証」のようにソフトウェアの面から阻止する方法があります。
マンションを選ぶ際には、このような仕組みを導入しているかどうかという点に着目してみるのも良いでしょう。
物理的に一人ずつしか入れないドアを用いる事で、共連れを防止できます。具体的には、サークル・ロック・ドアやローターゲートといったものがあります。
サークル・ロック・ドアでは、円筒上の空間に前後二つの扉が設置されています。解錠して前の扉からサークル・ロック・ドアに入ると扉は閉まり、中で鍵を解除すると後ろのドアが開き、建物内に入る事ができるという仕組みになっています。
一方、ローターゲートは、回転式のドアとなっており、ロックを解除後、手動でドアを動かして入退を行います。
アンチパスバックでは、退出する時に認証を必要とする事で、共連れで侵入した部外者の退出を阻止します。
仕組みとしては至ってシンプルなものであり、入室時に記録をとり、入室記録があるものだけが、退出できるというものになります。
これにより、共連れで侵入してきた者を捕らえる事ができます。
カメラで入室する人の数を把握し、後から共連れしようとする人が現れると、警告音を発して注意を促すシステムが開発されています。以下のセンサー認証と併用される事もあります。
カメラ認証と同様、センサーで入室時の人数を把握し、共連れを防止します。
例えば、株式会社アスクが販売する「共連れ防止の用心棒」は、センサーでロック解除時の人の数を把握し、共連れしようとする者が現れると、警告信号と共にマンションエントランスに設置したスクリーンに防犯カメラ映像を映し出し、同時に録画も開始し侵入者に警告します。
ついついオートロックがあるからと、ゴミ出しや近くのコンビニやスーパーに立ち寄るときに、無施錠で家を空けていませんか?
泥棒は、そんなあなたの心の隙をついて犯行に及びます。共連れで侵入できる以上、オートロックはあくまで気休めで過度に信頼してはいけません。外出の際の戸締りはしっかり行い、常日頃から防犯意識を高めるよう努めていきましょう!